こんにちは。
自律神経失調症/パニック障害専門のせいゆう薬局です。(漢方専門薬局です。)
今回のひとりごとは
1人で留守電が出来ない
です。
もちろん「小学校低学年のお子様が…」などという話ではありません。
中高生以上でも、若い方でも、大人の方でも、高齢の方でも
自律神経失調症やパニック障害の1つの症状として1人で留守電が出来ないという症状が出てくることがあります。
1人で留守番が出来ない人
1人で留守番が出来ないという方、身近にいないように思われるかもしれませんが実際はたくさん居ます。これまでたくさんご相談いただき、治療してきました。
年齢は関係ありませんし、女の方でも男の方でもいらっしゃいます。本当に老若男女です。
ただ、家族には言えたとしても、身近な方にも打ち明けられない方がほとんどだと思います。
中には家族にも打ち明けられず、1人で苦しんでいるという方もいらっしゃいました。
大人なのに恥ずかしいことと思ったり、周りにいないため自分だけなのではないかと考える方も多いでしょう。
打ち明けられる方が少ないために、そういった情報が入ってくることも少ないはずです。自分だけがおかしいと孤立を深めてしまうことになりやすいです。
ただし、実際は病気の症状として出てきているだけのものです。
1人で留守番出来ないあなたがおかしい訳でも、恥ずかしい訳でもなく、病気の症状です。
例えば、風邪を引いて頭が痛くなっていることと同じです。
風邪をひくことも、頭が痛くなることも恥ずかしいことではありません。
◎ポイント
「1人で留守番出来ない」のは病気の症状です。
だからと言って、周りに状況・症状を打ち明けて欲しいという訳でもありません。心配させたくない気持ち、恥ずかしいという気持ちはとても良く理解出来ます。
なかには病気について理解のない家族や周りの方からは、「なんでそんなことが出来ないのか」とか「いい年をして恥ずかしくないのか」と心無い言葉をかけられてしまう方もいらっしゃいます。
(もちろん家族が献身的にサポートしてくれる場合もあります。)
これは病気についての知識がないためです。自分がなったことがない、周りに同じような人を見聞きしたことがないので否定的に接する方がいるのです。
そこで寄り添ってくれるかどうかは、その方の人柄によるのかと思われます。
理解出来るかと寄り添えるかはまた別な問題です。
ただ、家族にはどうしても負担をかけがちになってしまいます。(ご家族の生活や仕事に支障をきたす場合もあります。)
治ってしまえば、ご自身はもちろん楽になりますし、ご家族も安心出来ますし、楽になることでしょう。
病気なのだから治った方が良いし、嬉しいに決まっています。
当店ではとても治療例の多い症状ですので、ぜひご相談下さい。そう難しくなく改善させていけると考えています。
◎ポイント
思っている以上に「1人で留守番出来ない人」はたくさん居ます。
実際の状況は
もう少し深堀していくと
1人で留守番出来ないこと自体が症状という訳ではなく、厳密には
不安感や恐怖感が強く、そのために1人での留守番が出来ない
ということです。
症状として区分していくとすれば、この「不安感」や「恐怖感」が症状です。(焦燥感も含めて良いかもしれません。)
したがって、この不安感や恐怖感を治療してあげると、問題なく1人で留守番出来るようになります。
◎ポイント
治療していく点は「不安感」や「恐怖感」
不安や恐怖の対象
留守番が出来ないという方は不安感や恐怖感が出ている状態であり、その不安や恐怖の対象が「1人で居ること」になっているだけです。
この不安や恐怖の対象が「電車やバスに乗ること」である方もいらっしゃいますし、「美容室・映画館に行くこと」、「1人で車の運転をすること」「1人で外出すること」「自宅から遠くに離れること」である方もいらっしゃいます。
高所恐怖症や閉所恐怖症なども特定の状況に対する不安感・恐怖感です。
何を対象として不安や恐怖を感じているかという差はありますが不安感や恐怖感が強いという点では同じ状態です。
これらも全て、そもそもの不安感や恐怖感を治療してあげると普通に問題なく出来るようになります。
病状についての違いで言えば、1人でなければ何も問題なく元気という方もいれば、誰か(家族)が居ても不安や恐怖は感じるという方もいらっしゃいます。
ただ、実際この2つの状態に大きな差はありません。
どのような状況であれ、不安を感じること、恐怖を感じること という精神過敏症状が出ている点で共通するためです。脳が過敏な状態になっていると判断していきます。
◎ポイント
何に対して恐怖や不安を感じるかは人によって違う。ただ、状態(根本的な原因)は同じ。
不安や恐怖は脳の過敏症状
不安感や恐怖感が出ている方は、脳血流の低下によって精神過敏状態になっています。
このあたりの解説については、症状解説のページ「パニック障害の治し方」
https://seiyuu-pharmacy.com/symptoms/panic.html#2
をご覧下さい。
パニック障害の解説ページですが、脳の過敏状態について解説しています。
1人で留守番が出来ないという状態は、精神過敏状態であるという点から言えば、パニック障害と同じ病態です。
自律神経失調症/パニック障害の専門店である当店では、治療が得意な分野です。
もし、1人で留守番が出来ないという方、当店にご相談下さい。
比較的治しやすい症状であると考えています。
もちろん、留守番以外に対して不安感や恐怖感があるという方も治療していけると考えています。
何に対して不安や恐怖を感じているのかは特に問題にはなりません。
今回のひとりごとは以上です。
比較的短く済ませられたかと思いましたが、まだ蛇足が多いですね。
よりコンパクトにお伝え出来るように励んでいきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。