あなたの【 不眠 】
自律神経失調症が原因ではないですか?
当店にご相談いただく自律神経失調症の方では、およそ9割の方で不眠に関する症状が出ています。
自律神経失調症では、高い頻度で出てくる症状です。
一言で不眠と言っても、漢方医学的には2つの原因による2つのタイプの不眠があります。
寝付きが悪いタイプの不眠と眠りが浅いタイプの不眠です。
自律神経失調症専門店である当店が【 不眠 】について解説していきたいと思います。
目次
・「不眠」のタイプ分け
・「不眠」の原因
・治療経験からの考え
・「不眠」と併発しやすい症状
・自律神経失調症の判定
・西洋医学で考える「寝ても疲れが取れない」
・当店の紹介
「不眠」のタイプ分け
上段でもお話しましたが、この「不眠」という症状には、2つのタイプが存在しています。
1つは
寝付きが悪いタイプの不眠です。
寝ようと思っても眠気が来ない、眠気は来るがいざ眠ろうとすると眠れない
などがこのタイプです。
漢方医学的には脳の興奮状態が原因とされています。
もう1つは
眠りが浅いタイプの不眠です。
中途覚醒、早朝覚醒、夢が多い、悪夢が多い、寝ても寝た気がしない
などがこのタイプに分類されます。
こちらは漢方医学的には脳の過敏状態が原因とされています。
脳が過敏であるため、ほんのわずかな音や光・温度の変化、体内変化などを敏感に感じ取り、それだけで眠りを妨げられてしまうのです。
特に脳の過敏状態に加えて、身体機能に乱れがある場合は、就寝中の体内の乱れを脳が察知して眠りが浅くなります。自律神経失調症では多いタイプの不眠です。
不眠には【 寝付きが悪い 】と【 眠りが浅い 】という2つのタイプがある。
「不眠」の原因
不眠のタイプは2つあるとご説明してきました。
それでは、それぞれのタイプ毎の原因ももう少し掘り下げていきましょう。
1.寝付きが悪い=脳の興奮状態
脳の興奮状態を引き出すのは、精神的緊張やストレス、もしくは脳への興奮作用を持つ飲食です。
場合によっては、西洋医学のお薬の副作用や体質・病態に合わない漢方薬を服用することで脳の興奮が引き出されることがあります。
意外なところでは、夕食の食べ方や内容によって寝付きの悪さが出てくる場合もあります。
自律神経失調症の基盤には緊張感の高さがあります。
精神的ストレスを感じている方はもちろん、真面目・優しい・負けず嫌い・自分に厳しい・人に気を使う・頑張り屋など性格的な側面から緊張感を高めている方などが自律神経失調症を発症しやすいものです。
(反対に、周りを気にしない、のんびり過ごせる、ストレスの発散が上手い方は自律神経失調症は発症しにくいと言えます。)
このことから、自律神経失調症の方では寝付きが悪いタイプの不眠は比較的出やすいものになります。
2.眠りが浅い=脳の過敏状態
脳を過敏状態に陥らせるのは、脳における血流の低下です。
脳の血流の低下で何故、脳が敏感になるのかは、症状解説【 パニック 】のページで詳しく説明しています。
簡潔に説明すると、脳での血流が低下したことによって思考力や判断力、状況認識能力などが低下することを防ぐためです。
血流が低下して脳での処理能力が落ちてしまう分、過敏に反応することで脳の働きを補おうとしています。
極めて動物的で原始的な反応であり、人間にとっては必要のない反応と言えますが、このために様々な精神過敏症状が引き出されています。
自律神経失調症の最大の特徴は血流が低下することです。
人によってどの部位で血流が低下しやすいかは様々ですが、頭部(脳)での血流が低下すると眠りが浅いタイプの不眠は出やすくなります。
なお、これら2つのタイプの不眠症状は、どちらか片方だけ出てくる場合もあれば、両方同時に併発する場合もあります。
違う原因が同時に存在するということではありますが、自律神経失調症では緊張感が基盤になり、血流が低下しやすい病態ですから併発することが多くなります。
不眠の原因は、脳の【 興奮 】もしくは【 過敏 】状態によるもの。併発もする。
治療経験からの考え
当店での、これまでの治療経験上からも不眠症状と脳の状態との関係性は妥当であろうと考えています。
寝付きの悪いタイプの不眠では、他にも脳の興奮を示す症状を呈していることが多くなります。
また、脳の興奮を鎮めていく処方を用いることで寝付きが悪いという症状は改善されていきます。
眠りが浅いタイプの不眠でも、同様に他にも脳の過敏症状を呈していることが多くなります。
この場合も、脳の過敏状態を鎮めていく(脳での血流を良くしていく)治療を行うことで、眠りの浅さは改善していきます。
こうした治療経験からも、当店では不眠の原因を「寝付きが悪い=脳の興奮状態」「眠りが浅い=脳の過敏状態」であると考えています。
「不眠」と併発しやすい症状
ここまでお話してきましたように、不眠は2つのタイプ、2つの原因で起こっていると考えています。
したがって、原因に則した症状が出てきやすくなります。
寝付きが悪いタイプの不眠と併発しやすい症状
- ・緊張感が高い
- ・イライラが強い
- ・怒りっぽい
- ・ヒステリックになる
- ・感情が抑えられない(悲しい・涙が出る等)
- ・抑うつ感
- ・憂うつ感
- ・やる気が出ない
眠りが浅いタイプの不眠と併発しやすい症状
- ・焦燥(そわそわ)感
- ・不安感
- ・少しのことでも驚きやすい
- ・恐怖感が強い
- ・音や声に敏感
- ・パニック
ただ「眠れない」という症状だけではなく、これらの症状が併せて出ているとすれば、当店の考えに一致していると考えてみて下さい。
1つでも当てはまる症状があれば、ご自分もそのタイプではないかと疑ってみましょう。
どちらのタイプの不眠症状も、自律神経失調症では大変出てきやすいものです。
自律神経失調症を専門としている当店は「不眠」症状の治療を得意としています。
不眠のタイプと併発しやすい症状が一致していれば、当店での治療は難しくない。
ご相談は無料です。下記のページからご相談下さい。
自律神経失調症の判定
それでは
「あなたは自律神経失調症なのでしょうか?」
まず自律神経失調症とは、西洋医学的に認められた正式な病名ではありません。
病院を受診されても、
・症状が長期にわたって出てくる
という、何の病気か分からないという時に「自律神経失調症」と伝えられることが多いものです。
上記の2項目にプラスして、
・血流低下症状が多く見られる 時
当店はその方が自律神経失調症であろうと判断しています。
自律神経失調症で良く出てくる症状については 症状の特徴 をご覧ください。
症状の特徴ページの中で、多くの症状が当てはまるとすれば自律神経失調症である可能性は高いと考えています。
もちろん、ご相談いただければ
・自律神経失調症であるかどうか
・自律神経を乱している原因は何であるか
・その原因は漢方治療で改善可能なのか
などにお答えしていけます。
30数年以上にわたる治療経験上、自律神経を乱している原因さえ分かれば、治療は可能です。
当店はこの自律神経を乱している原因を見つけ出すことに特化した漢方薬局であると自負しています。
当店は専門店として、数多くの経験を持っております。
ぜひ一度、ご相談下さい。
ご相談は無料です。下記のページからご相談下さい。
漢方薬をご注文いただき、購入されるまでは料金はかかりません。
詳しくは↓「相談から購入までの流れ」をご覧下さい。
西洋医学で考える「不眠」
西洋医学では不眠の原因を以下のように考えています。
- ・精神的な原因
精神的なストレスで不眠になることはもちろんあります。
不眠の代表例と言って良いでしょう。
ただし、ストレスが継続していないのに不眠が治まらないとすれば、ストレスは起因の1つだったと考えることが妥当です。
ストレスは薬でなくなるものではありません。ストレスの結果何が起こって不眠になっているかを見つけ出し治療していく必要があるでしょう。 - ・他の身体的疾患
外傷や皮膚疾患、喘息など睡眠を妨げてしまう疾患です。
これらが原因とすれば、こちらの疾患の治療が優先されます。外傷以外であれば、漢方治療でも対応は可能かと思いますが、西洋医学の治療の方が素早く効果的な場面も多いでしょう。 - ・精神疾患
西洋医学的には、うつ病や不安神経症などの精神疾患から不眠症状が出てくると考えられています。
抑うつ系症状では脳の興奮状態が、不安感などには脳の過敏症状が関わっています。
漢方医学的に考えれば、脳の興奮状態があるので不眠と抑うつ症状が、脳の過敏状態があるので不眠と不安感が出ているという風に捉えています。 - ・薬理作用
アルコールやカフェイン、何らかの治療のために服用している薬の作用で不眠症状が出ることがあります。
これらは基本的に脳への興奮作用が主であるため、寝付きの悪さがメインに出てくるかと思います。 - ・生活や環境
明るい場所や音がうるさい場所、仕事などで生活のリズムが崩れていると不眠が出てくることがあります。
ただし、これは考えてみれば当然のことですから、きちんと対処するか諦めるしか選択肢はないでしょう。
西洋医学的な対処法の代表は、睡眠薬の服用になります。
ただし、薬で強制的に気を失わせているだけという側面が大きく、根本的な問題の解決にならないことが多いものです。
漢方治療では、脳の興奮状態や脳の過敏状態など大元となる原因を治療していきますので、いずれ漢方薬を服用する必要はなくなっていきます。
しかし、不眠の身体に与える影響は大きく、眠れないと体力が奪われ、回復力も低下していきます。
漢方治療ではどうしても効果が出てくるまでに時間がかかってしまいますので、一時的にでも良いので睡眠薬の助けを借りる方が良い状況も出てきます。
強い不眠には、睡眠薬と漢方治療を併用していくことがあります。漢方治療で自然と眠気が出てくるようになると、少しずつ睡眠薬を減らし、最終的には服用する必要がなくなっていきます。
自律神経失調症を専門としている当店にとっては、「不眠」という症状は数多く診てきている症状です。治療もそれほど難しくないと考えています。
当店の紹介
当店は自律神経失調症を専門的に扱う漢方薬局です。
30年以上、自律神経失調症への漢方治療を続けています。
漢方医学は統計による学問ですから、データ量、つまり治療経験数が多くなるほど治療の正確性が増していきます。
当店のように自律神経失調症に絞って治療を重ねていくと正確なデータが多く得られ、治療も進歩していきます。
自律神経を整えていく方法についても、他の漢方専門薬局様よりも広く深く知っていると考えています。
ご相談は無料です。下記のページからご相談下さい。