こんにちは。
自律神経失調症専門の漢方薬局、せいゆう薬局です。
今回のひとりごとは
4月は別れ(廃薬)の季節!?
です。
現在は3月ですが、年度末であり4月からは新年度が始まります。
こうした時期には生活環境が変わるなど、心機一転とされる方も多いかと思います。
漢方治療をされている方には、この時期どういった傾向があるのかをお話していきたいと思います。
それでは始めていきます。
年度で環境が変わる人達
当店では園児から小学生・中学生・高校生・大学生と4~5才のお子様から10代後半の方の治療を行うことも多いです。
出てくる不調は様々であり、小学生だからこういった不調が多いというようなことは特にありません。
不調の強さも様々で、不調を感じながら登園・登校していたり、不調が酷くて学校に行けなかったりと苦しんでおられます。
不調の原因としては、生活習慣の乱れやストレスなどが関与していることが多いです。
学校に行くのは楽しいのだが、学校に行くと調子が悪くなるなどの悩みも多く聞きます。
特定の場所や状況で不調が出てくる場合は、少なからずその場所や状況に緊張していると判断していきます。
不調の大きな要因として、緊張(ストレス)があると考えていきます。
楽しいことがある場所はストレスがないとは限りません。
まずは不調の一因として、ストレス(緊張)が関わることは多いと覚えておいて下さい。
そして、こうした学生さん達の大きな特徴として、年度で環境が大きく変わるということがあります。

進級や進学です。1年ごとに環境が変わってしまうということです。
体調不良時は出来るだけ環境の変化はない方が良いです。環境変化に順応することは、とても大きなストレスを伴うためです。
ただし、ストレスフルな環境から、ストレスの小さな(無い)環境に変わることは歓迎すべき変化であるとは考えています。
廃薬のタイミングは?
ここで漢方治療における廃薬のタイミング(目安)を少しお話しておきます。
廃薬とは服用の中止を意味します。
漢方治療は体質改善を目的としているため、体質が改善してしまえば廃薬以降漢方薬を服用する必要はありません。
ある日を境に服用を中止していきます。少しずつ服用を減らしていくような必要もありません。減薬という概念はありません。
廃薬のタイミングは

調子の良い状態(不調が何も出てこない状態)が数ヶ月ほど続いた時期
です。
(慎重に進めていく場合は、調子が良い状態を半年~1年ほどキープしてからでも良いです。)
このくらいの期間、調子の良い状態が続くようであれば廃薬が可能と判断しています。
不調が少しでも残っていたり、不調が消えたばかりの時期では、病気の根が体に大きく残っている状態と考えていきます。

病気の根が残った状態で服用を中止してしまうと高い確率で再発を起こしてしまいます。
根が残っていると「症状」という幹や葉がまた生えてきてしまうのです。
せっかく長く続けて治療をしても、再発を起こしてしまえば、またもう一度治療を始めていかなければなりません。もったいないので廃薬のタイミングはしっかりと理解しておきましょう。
一方、調子が良い状態で服用を続けていくと少しずつ病気の根が小さくなっていき、最終的には消えていきます。
こうして病気の根を消してしまうことを体質改善と呼んでおり、体質が改善してしまえば再発する可能性はほとんどなくなります。
もちろん、体質が改善したとしても不調の原因にまたさらされてしまうことで、また一から病気が形成されていくことは可能性として存在しています。
ただし、当店では廃薬に伴って、どういったことに気を付けておけば再発を起こさないかをアドバイスしていきますので、限りなく再発をゼロに近づけていけます。
これが当店の考えている廃薬の目安(タイミング)です。
実際の廃薬時期は?
さて、こうした状況の中
では年度末に心機一転で廃薬(漢方薬とのお別れ)をしようということになるかと言えば、ほとんどの方はそうではありません。
特に年度の切り替わりで学年や学校が変わり、生活環境に変化が起こる場合
環境変化に適応していくため、必ず緊張感の高まりが発生してきます。

どんなに楽しいことでも、新しいこと、初めてのことが出てきた場合には慣れていくまで緊張感が高まるのです。(通常のことであり、このこと自体は病気でも症状でもありません。)
緊張感の高まりとは、ストレスでもあり、不調が出やすい状態を示します。
年度末あたりに体調が安定してきたとしても、年度が始まるタイミングで不調が出てくる可能性は十分にあり、不調が出てきてしまうかもしれないけれど廃薬してみようとなる方は少ないものです。
だいたいの方は、体調はもうだいぶ良いのだけれど、進級・進学で環境が変わるのでもう少しだけ服用を続けておきたいと考えられるようです。
環境が変わっても不調が出てこないことを確認して、6月7月あたりに廃薬となることが多いです。
おまけ 3月・4月のご報告
この仕事をしていて嬉しいのは、やはり治ったという報告をいただくことです。
特にお子様の治療を依頼される場合、親御さんの心配はとても大きいものです。
子供さんが不調で苦しんでいたり、登校出来ずにいたりすることはとても心配なことでしょう。
自分のこと以上に心配をされることが多いのですが、そんな子供さんが回復していく姿はどれほど嬉しく感じられることでしょう。当店にも感謝の言葉をいただくことが多いです。
年度末や年度初めにかけては、

- ・まさか進級(進学)出来ることになるとは思わなかった
- ・無事、卒業することが出来ました
- ・試験が受けれれるかを心配していたが無事合格しました
- ・社会人になりました
などのご報告を受けることが多く、当店としても嬉しい時期となります。
上述してきたように、年度が変わる時期は廃薬まではもう少し様子をみるのですが
3月4月は嬉しい経過・報告を聞くことは多いです。
このひとりごとを書いている今はまさに3月。
子供さんの経過をお聞きしながら、親御さんにはあともう少しですねとお話しているところです。
環境が変わっても不調なく過ごせ、安定した状態が続けば廃薬を考えましょう
と当店からもお伝えしています。
最後に
3月、4月は別れの季節と言われますが、そういえば当店では別れの季節というよりも
嬉しいご報告をいただく季節だなと感じた次第です。
当店では特に学生さんの別れの季節は6月7月あたりかなと思っています。
4月の緊張、5月の梅雨時期に調子を崩すことなく過ごせたとすれば、体調はかなり安定していると判断出来ます。
みなさんも漢方治療を始めて、廃薬を目指してみませんか?
今回のひとりごとは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。