吐き気【自律神経失調症の治し方】


あなたの【 吐き気 】
自律神経失調症が原因ではないですか?


自律神経失調症では胃腸の乱れは現れやすい症状です。

胃腸機能をコントロールしている迷走神経も自律神経の一部分であるため自律神経が乱れると胃腸症状は出やすくなるのです。

当店にご相談いただく自律神経失調症の方でも、約6割の方が吐き気やムカつきを訴えていらっしゃいます。

自律神経失調症の方の【 吐き気 】について解説していきたいと思います。


目次

「吐き気」原因
残念な治療傾向
胃腸の乱れを診断するために
自律神経失調症の判定
当店の紹介

「吐き気」の原因

吐き気の原因は、胃や食道などの筋肉の弛緩・収縮によって、胃の内容物を逆流させる動きが起こることです。

この胃や食道での筋肉の弛緩・収縮が起こる原因を漢方医学的には大きく2つに分けて考えます。

1.胃が弱っている

胃腸の活動が低下しており、消化・吸収能力が低下している状態。
消化液の分泌不足、胃の蠕動運動・筋緊張不足などが目立つ。

このタイプでは、激しい吐き気は起こりにくいとされています。

2.胃が活発過ぎる

胃腸の活動が活発過ぎて、消化液の分泌も多い。
ただし、過活動状態のために機能としては空回りしており、結果、消化・吸収能力は低下している。

こちらのタイプでは嘔吐につながるほどの強い吐き気が出てくることがあります。
ただ症状の強弱はありますので、弱い吐き気から強く激しい吐き気まで出てきます。

ここでご理解いただきたいのが、胃腸が弱っていても、胃腸が活発過ぎても「吐き気」は起こるということです。

胃腸に何か症状が出ると胃腸が弱いと考える方が多いものです。

胃腸に何か症状が出ているということは、胃腸が正常に働けない原因があると考えましょう。

ポイント

吐き気がある=(必ずしも)胃腸が弱っている訳ではない。


残念な治療傾向

吐き気について、簡単に2つの分類で紹介しましたが、

胃腸が弱っているために〇〇となって吐き気が出ている
胃腸が活動的になっているため△△となって吐き気が出ている

実際の治療に際しては、さらに細かい分類が必要です。

専門的になり過ぎるため割愛させていただきますが、実際に処方を選ぶ際には

胃腸がどのような状態になっているために「吐き気」が出ているのか?

を見極めていく必要があるのです。


最近の漢方治療では、胃腸がどのように乱れているかを確認することなく、「吐き気があれば、この処方を使う」という治療をされる方が多いようです。

例えば、胃腸が弱って吐き気が出ている方への処方 と 胃腸が活発なために吐き気が出ている方への処方
は、基本的には正反対のものです

反対の処方を出してしまい「治らない」・「吐き気が悪化した」と当店に相談があることも多いものです。

ポイント

吐き気という症状だけを聞いても正確な治療は出来ません。吐き気以外の胃腸の状態を知ることが必要です。


胃腸の乱れを診断するために

漢方治療では以下のような症状が出ているかで、胃腸がどのように乱れているのかを診断していきます。


胃腸症状

  • ・食欲不振
  • ・嘔吐
  • ・食事を美味しく感じない
  • ・食事量が入らない
  • ・食欲はないが食べ始めると入る
  • ・胃が張る
  • ・特定のものを食べると吐き気が出る
  • ・食後に不快感がある
  • ・胸焼けがある
  • ・喉が詰まる
  • ・胸部が重苦しい
  • ・腹部の痞え
  • ・食べるとお腹が張る
  • ・食後の胃もたれ
  • ・食後にだるさ、眠気
  • ・下痢~軟便
  • ・便秘
  • ・乗り物酔いが強い
  • ・痰が多い
  • ・胃の辺りでちゃぽちゃぽ水の音がする
  • ・口が臭い
  • ・口内炎や歯茎炎が出来やすい など

これらの症状がどう出ているか?から、総合的に「胃腸がどのように乱れているために吐き気が出ているのか」を判断していきます。

吐き気だけで、その他の胃腸症状は何も出ていないという方はほぼいらっしゃらないかと思います。

これらの症状を把握せずに適切な処方を選ぶことは難しいです。

もちろん当店では、胃腸のみならずご相談いただいた方の体調・症状・体質を全て把握した上で処方を選薬しています。

自律神経失調症を専門としている当店としては「吐き気」という症状は治療を得意としている症状です。

当店では、自律神経失調症の方の吐き気を多く診てきているからこそ、どのようなタイプ・原因の方に、どの処方が効果的かも分かっているのです。

ポイント

吐き気の原因(胃腸の状態)に合わせた処方を選ぶこと


ご相談は無料です。下記のリンクからご相談下さい。

自律神経失調症の判定

あなたは自律神経失調症なのでしょうか?

吐き気が出ているというだけでは、あなたが自律神経失調症であるかは判断出来ません。
吐き気は、食当たり薬の副作用その他疾患の随伴症状など、自律神経失調症以外でも多く出てくるものです。

したがって、吐き気が出ている上に自律神経失調症状も出ているようであれば、あなたの吐き気も自律神経失調症によるものではないかと考えてみて下さい。

自律神経失調症とは、西洋医学的に認められた正式な病名ではありません。

病院を受診されても、

・症状を訴えてはいるが、検査では何も異常が見つからない
・症状が長期にわたって出てくる

という、何の病気か分からないという時に「自律神経失調症」と伝えられることが多いものです。

上記の2項目にプラスして、


・血流低下症状が多く見られる 時

当店はその方が自律神経失調症であろうと判断しています。
自律神経失調症で良く出てくる症状については 症状の特徴 をご覧ください。

症状の特徴ページの中で、多くの症状が当てはまるとすれば自律神経失調症である可能性は高いと考えています。

もちろん、ご相談いただければ

・自律神経失調症であるかどうか
・自律神経を乱している原因は何であるか
・その原因は漢方治療で改善可能なのか

などにお答えしていけます。

30数年以上にわたる治療経験上、自律神経を乱している原因さえ分かれば、治療は可能です。

当店はこの自律神経を乱している原因を見つけ出すことに特化した漢方薬局であると自負しています。

当店は専門店として、数多くの経験を持っております。
ぜひ一度、ご相談下さい。


ご相談は無料です。下記のリンクからご相談下さい。

漢方薬をご注文いただき、購入されるまでは料金はかかりません。
詳しくは「相談から購入までの流れ」をご覧下さい。

当店の紹介

当店は自律神経失調症を専門的に扱う漢方薬局です。

30年以上、自律神経失調症への漢方治療を続けています。

漢方医学は統計による学問ですから、データ量、つまり治療経験数が多くなるほど治療の正確性が増していきます。
当店のように自律神経失調症に絞って治療を重ねていくと正確なデータが多く得られ、治療も進歩していきます。

自律神経を整えていく方法についても、他の漢方専門薬局様よりも広く深く知っていると考えています。


ご相談は無料です。下記のページからご相談下さい。