経験例61 動悸、ふらつき、不安感(運転時)、不眠 50代 女性 【 パニック障害の治し方 】


発病の経過と症状

ご相談いただいた症状は下記のものです。

パニック
動悸
ふらつき
運転時の不安感
不眠

・季節の変わり目に多い
・パニック発作が出た後数ヶ月は不眠が多くなる

発症は3年前。この頃の精神的ストレスは強かった。

季節の変わり目にパニックが起こりやすいというご相談でした。

季節の変わり目は気温や気圧の変化などで自律神経が乱れやすい時期です。
当店はパニックを自律神経失調症の一部と捉えています。季節の変わり目の不調は良く目にするものです。

この方の場合、季節の変わり目に特別精神的ストレスが集中するという訳でもないようでした。
つまり、不調の原因は精神的ストレスではなく、あくまでも身体機能の乱れによるものと考えられます。

日常的な不調があり、あくまでも季節の変わり目に自律神経が乱れることで不調が大きく出ているということです。

基本的に飲食は乱れている。朝はコーヒーとチョコ、夜は肉ばかり。


特徴

ご相談いただいた症状以外の特徴は

1.夢が多い、眠りが浅い、途中覚醒、早朝覚醒、驚きやすい、恐怖感が強い、音が気になるなど 脳の過敏状態は強い。

2.顔が赤くなりやすい、目の充血、怒りが強い、緊張感が強いなど 体と脳の興奮状態はある。ただし、異常なほどではなかった。

3.寒がり、手足の冷え、目がしょぼつく、目が疲れる、目が乾燥する、光が眩しい、疲れやすい、息切れ、回転性のめまい、肩こり、首のこりなど 頭部(脳)から全身にかけて血流が乱れている。

4.50代ですが生理も順調。症状と生理周期に関連性はない 女性ホルモンと病態には関係はないと判断しました。

パニック障害の基本となる脳の過敏症状はしっかりと出ています。また、脳の過敏状態の原因となるような脳血流の低下も確認出来ました。
(ふらつき、目がしょぼつく、目が疲れる、目が乾燥する、光が眩しい、めまいなど)

したがって、脳を中心とした全身での血流を低下させている原因を突き止めて治療してあげることで、パニックを含めた不快に思われている症状は改善していくと考えました。

たくさんの質問(質問書への回答)から血流を低下させている原因の特定し、治療を開始していきます。この方の血流低下の原因は分かりやすく簡単なものでした。

血流低下の原因を突き止めていくこと、そしてその原因を治療していくノウハウを持っていることが専門店である当店の最大の特徴となっています。

また、この方はヨーグルト、ヘム鉄、アミノ酸、アリナミンなどの健康食品やサプリメントを使われていました。
これらを使用してから体調が良くなったことはないとのことでしたので、全て中止していただきました。不要なものを続ける必要はありませんし、治療の妨げになる場合もあると考えています。


治療経過

服用から1ヶ月目

変化は全くない。本当に治るのか不安に思っている。

服用から2ヶ月目

季節の変わり目に入り、いつもなら不調は強い時期。

例年よりも症状は軽い気はするが、今年は寒暖差が大きくないのでそのためではないかとも考えている。

服用から3ヶ月目

調子はそれほど悪くない。季節変化が小さいためか。

それでも、たまに突然体調が悪くなることがある。原因は分からない。

服用から4ヶ月目

知人宅を訪問後、車の中で不安感とパニック。

症状は落ち着いてきていると思っていたが、変わっていないと感じた。

まだ服用から4ヶ月。パニックを完全に抑えられるほどは改善していないとお話しました。
実際、お話をお聞きしていくとこのパニックが出て以外では、体調・症状ともに落ち着いてきているとのことでした。

ストレスがかかるとふらつきと不安感が出てくる。

服用から5ヶ月目

体調はまずまず。車の運転は何もなければ不安感が出てこなくなった。

ストレスがかかった時に、「不安感が出てくるのではないか?」と感じるが実際に不安感が出てくることはなかった。

不安感が出てくる頻度は明らかに減っている。

また、いつもは一度パニックが出ると数ヶ月は不眠症状が出てくるのだが、先月のパニック以降も普通に眠れている。

服用から6ヶ月目

車の運転で緊張することがなくなった。不安感も出てこない。

その他、特に気になる症状も少なくなっている。

服用から7~10ヶ月目

一度、車の運転で再び緊張感が出てくることがあったが、すぐに持ち直した。

それ以降は基本的に安定。たまに不調が出てきそうになるが、その度に相談いただき、早めに対応することで悪くなることはなかった。

服用から11~12ヶ月目

体調は安定。心配だった季節の変わり目も問題なく過ごせた。

出来れば、体質改善のためにあと数ヶ月は服用いただきたかったのですが、調子が良いこと、金銭的な理由から、ここで廃薬となりました。

その後も再発したというご連絡はいただいておりません。安定しているのかと思います。


考察

季節の変わり目にパニックが出るなど不調が多いという一風変わった不調のご相談に思われるかもしれません。

ただし、自律神経失調症を専門的に取り扱う当店にとっては、季節変化による不調は良く目にするものです。
さらに当店ではパニック障害(パニック発作)は自律神経失調症の一症状であると考えています。特に珍しい病態ではありません。

電気信号で情報の伝達をしている神経にとって、気圧の変化、特に低気圧は神経伝達を乱してしまう原因となり得ます。

健康で体調が安定している方にとっては、雨や台風などなんということもない日常ではあるのですが
日頃からの不調がある方にとっては、雨の日や台風の時などに不調が出やすいものです。
天候(気圧)の変化程度で体調を乱してしまう状態にあるということになります。

当店の最大の特徴は、血流を低下させている原因を突き止めるノウハウを構築していることです。
自律神経失調症は血流低下症状をメインとする病態であるため、実は血流を改善していくことが治療の主なターゲットになります。
自律神経失調症を治療するということは、血流を改善していく治療と言い替えることも出来ます。

ただし、世間一般で言われているような血流を良くする漢方薬、薬、健康法、サプリメント、健康食品などでは効果は期待出来ません。

これらはそのほとんどが強制的に血流を良くしていくものであって、血流が低下している原因を治療するものではないのです。
一時的に効果があっても止めればすぐに元に戻るもの。それどころか血流を低下させている原因を悪化させるようなものも存在します。そして後者が意外と多いのも事実です。

恐ろしいことに、そうした事実を知らずに間違った処方(漢方薬・薬)を出してしまう医師・薬局があったり、テレビや情報誌、ネット上に間違った情報が載せられていることも多いです。

パニック障害、自律神経失調症でお悩みの方は専門店である当店にご相談下さい。

専門店だからこそ、あなたと似た症状をもった多くの方々を診てきています。
どのような病態の方にどのような治療が必要で、どのようなことをしたら悪くなってしまうのかなど数多くの情報を持っています。

なるべくお金をかけずに自力で治したいという気持ちは良く理解できます。
ただし、間違った情報から治療を失敗し、悪化される可能性も否定は出来ません。

ぜひ専門店である当店へご相談下さい。


ご相談は無料です。下記のリンクからご相談下さい。